肩こり・頚こり・寝違え

症例11:身体が重くて、特に頚部の後面がつらい

患者

30代 男性

来院日

2018年 3月

症状

1ヶ月前ぐらいから身体が重だるくなってきて、特に頚部の後面がつらい。

マッサージにも何回か行ったが、その時はラクになるがすぐに戻ってしまう。

ホームページを見て来院。

治療内容と経過

〈初診日〉
頚部から肩にかけて全体的に重だるいとの事だが、強い緊張が見当たらない。
臀部のツボに鍼をすると、重だるさが大幅に軽減した。

再び動きを検査してみると、頭を倒す時と振り向いた時に右頚部に強い張りが出る事が
わかった。

対応する胸椎の調整のため、手にあるツボ2ヵ所に鍼をしたところ
右頚部の強い張りが消失し、全体的な重だるさも10→1になったとのこと。

その後、重だるさに波はあったが4診目で「重だるさを感じなくなった。」との事で
治療を終了した。

使用した主なツボ

外秩辺L 内谷R 後谿R 項強R

まとめ

長い時間座っている事が多いとのことで、臀部の過緊張が主に身体の重だるさの原因に
なっていたと考えた。

首や肩がつらいとしても、そこに原因が無い事が少なくない。

症例10:寝違え(1ヶ月前から首が痛くて眠れない)

患者

40代 女性

来院日

2018年 1月

症状

1ヶ月前から頚部に痛みが出現しはじめ、痛い範囲が肩甲骨まで広がってきて頭痛もする。

整形外科に行って「ストレートネックだから首を鍛えた方がイイ」と言われ、指導を受け
3週間毎日おこなった、あまりにもツラいのでマッサージにも行ったが悪化していった。

御知り合いの紹介により来院。

治療内容と経過

動きを診てみると、右に向くかつ上を向くと左頚部と肩甲骨の内側に痛みが出現する。
頚部の動きと胸椎の関係性から、関連する手のツボに鍼をすると大幅に痛みが軽減した

背中のツボにも鍼をすることで、上に深く向かないと頚部に痛みが出現しなくなった。
頚部と仙骨の関係性から、関連する腰のツボにも鍼をした。

すると、左に向ききる所で左頚部側面だけに痛みが残り、関連する手のツボに鍼をして
終了した。

使用した主なツボ

六谿L T2(1)L 空髎L 威霊L

まとめ

仕事上、掴むことが多く手の緊張が蓄積され
胸椎との連動性が不調になり頚部との関係性から症状が出現したと考察される。
頚部の可動制限が大幅に改善された時点で、頭痛も消失していた。

手の緊張を緩和することで、頚部や腰部が改善することが少なくない。

症例9:肩こり(肩こりすぎて腕が挙がらなくなった)

患者

30代 女性

来院日

2017年 12月

症状

仕事上1日中パソコンをしていて肩こりは以前からあったが、気が付いたら両腕が肘より上に
挙げられなくなっていた。頚部から肩にかけて触られている感覚があまり感じない。

治療内容と経過

〈初診時〉
動作を確認してみると、腕の挙上が肘の高さで左右共同じ位だが右腕の方が挙げにくい。

肩と腰の関係性の不調と考え、腰のツボに鍼をすると両腕の挙上が大幅に改善した。

次に頭を後に倒すと、頚部から肩にかけて痛みがあり倒せず、右に向きにくい事もわかり
背中の不具合と考え関連する手のツボに鍼をすることで、倒しずらさも右に向きにくさも
軽減したので施術を終了した。

〈2診目〉(3日後)
症状は大幅に改善されたが、頭を深く後に倒すと後頚部の奧に痛みが出現する。

前回同様の施術と臀部のツボに鍼をすることで消失した。

〈3診目〉(1週間後)
1週間経過しても、再発していないので治療を終了した。

使用した主なツボ

志室R 後谿R 承扶R 鉤笠R 列缺R

まとめ

デスクワークの方に多いが、臀部の過緊張がその奥の仙骨を可動制限し、それに伴い頚部から肩にかけて過緊張が起こり肩甲骨の可動制限がおこる、それと手・肘の緊張がプラスされ
より頚部から肩にかけて過緊張が増し感覚が鈍感になったり、痛みが出たりする。
その為、今回は臀部や手の緊張を主に緩和したのが早期回復になった。

症例8:肩こり(頚部から肩にかけてジンジンして痛い)

患者

30代 男性

来院日

2017年 12月

症状

いつも肩こり感があって後頚部から肩にかけて重いが、3日前から全身ガチガチになってきて
特に肩がジンジンと痛くてツラい。以前から鍼に興味があり奥様の御紹介で来院。

治療内容と経過

〈初診日〉
動きと痛みを確認したところ、右側より左側の症状が強く、頚部から肩にかけて全体的に触れるだけで痛みが出る状態、下向くより上を向く方がツラいことがわかった。

頚部から肩にかけて全体的な緊張を抜くため、頚部と臀部の関係性を考え臀部のツボに鍼をすると肩の触れた時の痛みが軽減し、上を向くのも少しラクになった。腰部にもう1本鍼をすることで、さらに上を向くのがラクになり肩の痛みも軽減したので1回目の施術を終了した。

〈2診目〉(3日後)
肩のジンジンした痛みと上を向いた時のツラさが大幅に軽減していてる。
頚部から肩にかけて軽減したせいか、腰と臀部の重さがよくわかるようになった。

動きを確認すると、顔を左に向きにくい、座位でお腹を突き出すと腰の張り感が強くなることがわかったので、腰と胸椎の関連する手のツボに鍼をすると左に向きにくさと、腰の張りが
大幅に軽減、前回と同じ施術をして終了した。

〈3診目〉(6日後)
症状はかなりマシになったが、後頚部の張り感とふくらはぎの張り感がある。

後頚部を触診すると、強い緊張している箇所があったので関連する腰のツボに鍼をした
後頚部の張り感は消失、ふくらはぎに関連する臀部のツボに鍼をすると張り感が大幅に軽減
したので施術を終了した。

〈4診目〉(2週間後)
仕事のイベントで重い荷物を背負って、頚部の付け根が痛くなった。
下を向くと肩甲骨間に張り感を感じる。

頚部の付け根に関連する臀部のツボに鍼をすると、付け根の痛みが大幅に軽減した。
全身のガチガチ感はほぼ消失しているが、何となく身体が重いとの事
内蔵の調子を考え、話を聞いてみると自覚症状は無い。
腹部を触診してみると、何ヵ所か気になる反応があったのでそれぞれの関連する腕や足のツボに鍼をすると、腹部の反応が消失したので施術を終了した。

〈5診目〉(2週間後)
前回の施術以来、身体が軽く仕事上、頚部から肩にかけてツラくなることもあるが、以前に
比べるとかなりラクになっている。患者さんの希望により定期的に通院。

使用した主なツボ

聚労L 腰海L 後谿L 空髎L 臀蓋L 承扶R 合谷L 四瀆L 太衝L

まとめ

臀部の緊張から肩甲骨の動きが不具合になり、手の緊張からの肩甲骨の動き不具合が重なり
全身ガチガチな感じがし、特に肩の緊張が強くてビリビリとした痛みが出ていたと思われる。
全身と言われると、どこから手を付けて良いのかわからないが、動きと痛みの関係性を考えながら、1つ1つ丁寧かつ大胆に施術することで少ない刺激で大きな効果を出すことができた。

今後も「木を見て森を見ず」を念頭に置きながら、更なる技術研磨にいそしみたい。

症例7:肩こり(受験勉強していて肩が重くて痛い)

患者

10代 女性

来院日

2018年 1月

症状

受験勉強の為、座敷で座って勉強していると、3日前あたりから後頭部から肩にかけて重痛くなってきた寝るとマシになっていたが、本日、勉強できないくらい目の奧が引っ張られ後頭部とこめかみがガンガンする。父親の紹介で来院。

治療内容と経過

両肩を軽く押圧しただけで圧痛が存在し、下を向くと後頚部が痛みを増す。
特に右後頚部の強い筋肉の張りを確認できた。肩は臀部に問題があると考え、臀部のツボに
鍼をすると、後頭部から肩にかけての重痛さが大幅に軽減できた。
全体的な肩の緊張が軽減したので、右後頚部の緊張が鮮明になり、そこに関係する腰のツボに
鍼をすると、後頚部・目の奧・こめかみの痛みがほぼ消失した。
右目の奧と左肩にまだ少し気になるので、大腿後面と肘に鍼をして施術を終了した。

後日、父親の来院時にあの日以来、症状が消失したと報告を受けた。

使用した主なツボ

聚労R 胞肓R 空髎R 曲地R 承扶L

まとめ

座敷に座って勉強している姿勢考えると、臀部に緊張が強くなり発症した症例で
勉強で肘や肩甲骨にも負担がかかり続け、頚部から肩にかけての張りをより強くしたと思われる
症状は後頭部から肩に出ているが、発症の経過を詳しく聞くことで原因を的確に緩和することが
できた。

●症例6 寝違え(上を向くと右頚部の付け根が痛い)

患者

30代 男性

来院日

2017年 11月

症状

朝起きると右頚部の付け根が痛くて、上を向こうとすると痛みが増す。
様子を見ていたが、痛みが変わらないのでホームページを見て来院。

治療内容と経過

初診時
右頚部から肩にかけて重く、上に向く事と左右振り向いても痛いが右に振り向く方がツラい。
臀部に鍼すると、上に向くのが少しラクになった。次に足の甲に鍼をすると更に上に向きやす
くなる。背中に鍼をする事で、左右振り向きやすくなったので施術を終了した。

2診目(3日後)
前回の施術後は右に振り向いたら、少し痛みが残ってる程度まで改善していた。
前回の施術と同様のツボに鍼をして、手に鍼を追加したら右に振り向きやすくなり痛みが
全て消失したので施術を終了した。

使用した主なツボ

胞肓R 太衝R T5(0.5)L 後谿R

まとめ

頚部の前後の動きは肩甲骨間に連動していて、その肩甲骨間は臀部と連動している。
臀部を調整する事で、頚の動きが良くなった。このように症状がでている所の連動性を
調整することで、動きやすくなり痛みが改善する。特に頚部に直接治療すると後で痛みが
増す事が多い為、連動性を調整する事が多い。

●症例5 左頚部から肩にかけての痛み

患者

30代 女性

来院日

2017年 10月

症状

子どもが3人いて、抱っこひもで腹側に1人抱っこして、左腕で1人を抱えて用事する事が多く
その事が原因でか、1週間前ぐらいから左頚部から肩にかけて重だるくなり、本日朝起きたら左腕
上げようとすると、重だるくなっていたところが激痛で首も回らなくなっていた。

治療内容と経過

触診してみると左腰に圧痛があり、そこに鍼をすると左腕が肩より上に挙がるようになった。
次にふくらはぎに鍼をすると、さらに左腕が挙がるようになる。
さらに首も少し回るようになり、右より左に向く方が痛みが強く出るので、左足の甲に鍼をした。
どの様に動かしても10→1に痛みが軽減したので終了した。

使用した主なツボ

志室L 承山L 太衝L

まとめ

普段の姿勢から考えて、腰や足に負担がかかり、その積み重ねが首から肩にかけての動きを制限し
ていた。制限している動きを動かしやすくすることで、痛みが軽減していくという典型的な症例で
した

●症例4 左肩の痛み

患者

40代 女性

来院日

2017年 1月

症状



















3日前に左腕を後ろへ回した際に、左肩に痛みを感じた。翌日から腕を動かすと、段々と痛みが増し
ていき、昨夜は寝ていても疼いて眠れなかった為、息子さんの紹介で来院。日常生活で1番ツラいのは
ズボンの上げ下ろし動作。

治療内容と経過

〈1診目〉
肩の動きを診てみると、腕を前から挙上時と肘を曲げた状態で腕を後に捻じる動作(外旋)で、肩に痛み
が強く出たので、関係する腰と胸椎のツボに鍼をすると、腕の挙上と外旋の可動域が広くなった。
頸椎を診てみると、1ヵ所反応ポイントがあり、そこに関係する踵のツボに鍼をしたところ、腕の挙上
可動域がさらに広がり、肩の痛みが半減したので終了した。
〈2診目〉
施術した日の夜から、寝ている時の疼きが消失し左肩の痛みは半減している
前回と同じ施術をし、腕のツボに鍼を追加すると、さらに可動域が広がったので終了。
4診目まで3日間隔で同じ施術をするたびに、可動域と痛みが軽減していき、痛みが消失したので
終了した。

使用した主なツボ

腰海L T3(1)L 足太陽L  篭掩L

まとめ

肩の動きは胸椎と関係していることが多く、今回の症例は原因が胸椎が主であった
今後もしっかり原因を見極め、なるべく早く解消していきたい。

症例3 寝違え

患者

30代 男性

来院日

2016年 9月

症状

朝起きたら左に向けなくなっていた、近くの整骨院で何度か施術をしてもらい少し向けるようになった
が左に向ききらず、首の横・後に縦スジが走り痛みが出る。朝起きた時が1番痛くて、時間が経ってく
ると動ける可動域が広くなってくる。鍼すると良くなるのでは?とネットで検索、当院を見つけ、来院













治療の内容と経過

痛みがでる動きを診てみると、左に向ききる時と上を向いた時に同じ所に痛みが出現。
左向きの動きをよくするため、手のツボに鍼をすると左向きがラクになり違和感が残る
程度になった、次に上向きの動きに足に鍼を行うと、横向きの違和感・上向きの痛みが
消失した。

使用した主なツボ・活法

後溪L 太衝L

まとめ

ほとんどの場合、痛みがある所に原因がない事が多い。今回の場合も胸椎のバランスを整えるように
ツボを選んで治療した結果、痛みが消失した。今後とも、より技術を磨き少ない刺激で症状を改善
できるように努めていきたい。

●症例2 首の痛み(腕立て伏せをしている時に痛める)

患者

30代 男性

来院日

2016年 8月

症状

腕立て伏せをしていて左を向いた際、首に”ビキッ”と電気が走ったような痛みに襲われ
それから、正面向いたまま首がどの方向にも動かなくなり、じっとしていても首から背中全体
がジンジンと痛く熱感もある、シップを張りまくっても何となくマシになったような気がする
が少しでも首を動かすと激痛が走る。以前、通院していた奥様からの紹介で来院。













治療の内容と経過

(1診目)よく観察してみると、左より右に少し動く、下より上に少し動く事がわかった。熱感があるの
で炎症を取るため、手のツボに鍼を行うと、熱感が少しラクになり可動域が少し広がった。
首の左右の可動域をより広げるため、手のツボを術者が押圧しながら左右に動かしてもらうと、さらに
広がったので、そこに鍼をした。仕上げとして、足のツボに鍼をすると上下の動きがラクなった。
熱感とズキズキする痛みが軽減し(10→2)可動域が広がったので、あまり刺激を多くしても症状が
戻ってしまう事が多いので終了とした。

(2診目)〈翌日〉横になっていてもズキズキ痛かったのに、施術した晩は問題なく眠れた。
動かしていただくと、可動域はかなり広がっているが左向きと上向き時に左頚部に痛みがでる。
前回と同様、手と足に鍼を行うと消失。3日経って、まだ痛み・違和感がでるようだったらまた来院
していただくように伝え終了した。

使用した主なツボ・活法

後溪L 六溪L 合谷L 太衝L

まとめ

炎症があり、全体的にズキズキしていると、どこから手をつけてよいのかわからなくため、まず炎症を
取るように努める事が大事だと思う、その際に痛い所に刺激を加えると悪化する可能性が高い、
今回の首の痛みの原因は、胸椎の連動性のバランスの崩れだと思われ、炎症の軽減と胸椎バランスの
調整を手や足のツボを使って解決したことが早期回復に繋がった。

●症例1 首の痛み

患者

40代 女性

来院日

2016年 11月

症状

ソファで昼寝をしてしまい、起きた時は首に違和感を感じる程度だったが段々と痛みが出てき
て、下しか向けなくなった。その日の夜は痛みがジンジンと疼き、横になると痛みが増しほと
んど寝れなかった。
翌朝、来院時は座位・立位とも顔が下と少し右に動く程度でほぼ動かない状態で首から肩全体
にジンジンと痛い。





















治療の内容と経過

〈初診〉座位で首を動かし頂くと上向きが1番ツラい事が分かった。まず、痛みなく動かせる
範囲を広げる目的で活法整体を3手加えると、後屈は半分くらい左右は少し範囲が広がった
さらに、2手加えると左右の範囲がさらに広がった。手首と手と腰のツボ3か所に鍼をして
可動域アップを狙ったが、その時はあまり効果が診られなかった。もう少し手数を増やして
痛みを軽減したい気持ちはあったが、刺激を加え過ぎても良くないので様子を診ることにした

〈二診目〉(2日後)施術した直後はそんなに変化が感じられなかったが、時間が経つにつれて
痛みがラクになっていき、その日の夜はあまり痛みなく寝れ翌朝には、左の首が少し痛みが出
る程度だったので仕事にも行けた。
この日は、上を向くと左首に1ヶ所引っ掛かるポイントがあり、左右向いても左首が少し痛む
手と背中に3ヵ所鍼をすると首の引っ掛かりと痛みが消失したので終了。

使用した主なツボ・活法

列缺LR 後谿L 空髎LR 六谿L T6(1)L T4(3)L
頭の無重力 首切り こうべ 扇 カスミ

まとめ

ソファでの寝る姿勢が肩甲骨の周りの筋肉を緊張させてしまい、目が覚めた時には固まって
いるケースが多いが今回のように段々と痛みが増し動きが制限されていくケースもある。
どちらにしても痛みが出ている所だけが原因ではなく、むしろ遠方に原因があることが
ほとんどです。今回も肩甲骨の動きが出るように手や手首からアプローチしたことにより
少しでも早期回復できたと思われる。